結局wifiとは何か？
「工事のいらないインターネット回線」という触れ込みで瞬く間に広まったWiMAX。でも、サービスが始まった当時から「WiMAXって結局何？」という疑問を持った人は少なくないでしょう。それより以前から定着していたWifiという言葉も相まって、一体WiMAXとWifiと何がどう違うのかがわからないという人も多いと思います。
有体にいえば、「屋外どこでも使えるWifi」がWiMAXです。
Wimaxとは屋内屋外問わずどこにいてもインターネットに接続できるようにしたもの
まず、Wifiとは「Wireless Fidelity」の略語であり、いわゆる無線LANのことを指します。これは外から繋がったインターネット回線を通るシグナルを無線LANルータを介して電波化して飛ばし、受信機のある機器で受けることでインターネットを無線で使えるようにしたものです。このため、ルータは一般的にインターネット回線に対して光ケーブルなどを用いた有線状態で接続されており、主に家庭内や事務所内などの屋内で使われています。
一方WiMAXは、この「インターネット回線に対する接続」を3Gなどの携帯回線を用いて行うことで、屋内屋外問わずどこにいてもインターネットに接続できるようにしたものです。WiMAXのルータは3G回線でインターネットに接続し、シグナルを無線で飛ばすことで無線Wifiを可能にしています。このため固定回線を必要とせず、「工事がいらない」とされたのです。しかし当然専用の機器が必要になりますので、その点は注意が必要です。
