フレッツ光vsWIMAX
屋外で使うだけでは無く、固定回線なしで使えるということで屋内における使用にも良さそうなWiMAX。現状では大体下り40MB/s、上り10MB/sであるといわれ、これだけを見ると例えばフレッツなどの光回線と対して差は無いように思えます。導入のしやすさでは圧倒的にWiMAXの方が上ですが、では実際に使うことを考えるとどちらがいいのでしょうか。
そもそも一般的に言われている「通信速度」はインターネット回線へ接続した場合の速度で、インターネット回線そのものの速度は考慮されていません。さらには実際の下り・上り速度は通信速度や回線速度だけでは無く、データが載っているサーバーや中継サーバーの速さにも左右されます。このため、普段一般的に必要とされる「通信速度」は数MB程度であるといわれています。このため通信能力（回線速度）をいくら上げても、実際にはその能力は使われないのです。光回線は100MB/sの通信速度に対応しますが、だからといって常にその速度でデータを落とせるわけではないのです。また逆にADSLやWiMAXでも数MB/ｓが安定して確保できれば十分であるともいえます。
このためWiMAXでも光通信でも、見かけ上はあまり変わらない、ということが起こります。
ちなみに
WiMAXは使用する周波数帯の特性上電波の直進性が高く、室内を苦手とします。この場合、電波の来てそうな窓際にルータ端末を置いて使えば良いでしょう。エリアの問題もあるので、一度端末の無料レンタルを利用すると確実です。問題が無ければ、Wimaxは屋内・屋外問わずネットが使えますし、通信費がかなり節約出来ます。