WiMAXとDocomoのXi
4Gを見据えた3.9Gの通信サービスという点、そして次世代通信網を利用しているという点で同じと捉えられがちなWiMAXとDocomoのXi。しかしこれらは本当に同じなのでしょうか？
もちろんこれら2つは全く違う通信です。最も大きく異なっている点は使用している回線そのものでしょう。XiがLTE（Long Term Evovlution）と呼ばれる次世代携帯電話回線を使用しているのに対し、WiMAXは次世代無線通信回線を使用しています。携帯電話と無線通信？それだけ？といわれるかも知れませんが、これは実に大きな差を生むのです。
現在よほどの山奥などではない限り、携帯電話が使えない場所というのはほとんどありませんよね。携帯回線網はかくも緻密に立てられており、このためXiを使うと携帯の電波が入るところならば確実にネットワークに接続することができます。携帯の電波さえ入れば良い、ということで屋外でも屋内でもかなり安定した通信ができるのが特徴といえるでしょう。
WimaxのスピードはXiと比べて？
対して無線回線は携帯ほど回線網が完成されていません。このためWiMAXは都市部ではかなりの高環境ですが地方においてはまだ不十分であり、更によくカバーされた都市部であっても、電波の周波数特性上、屋外と屋内で無線電波の入りに非常に大きな相違が生じます。
また、WiMAXは広域を対象としたWiFiであるため若干緻密さに欠け、静止時の感度が良くても高速での移動時には切れてしまうこともあります。しかしユーザの絶対数が少ないためか、速度はXiと比べると圧倒的に速いといわれています。