クレードルは「ゆりかご」という意味です。
WiMAXのルータと一口にいっても、いろいろあってなかなか決めきれないものですね。メーカーによる違いやくっついている機能の違いなど、意外とわかりにくいものです。中でもわかりにくいものの1つが「クレードルの有無」の違い。
「専用クレードルでホームWiMAXルータになる」といわれても、そもそもクレードルが何をするものなのか?ある場合と無い場合で接続環境が変わったりするのか?がわからないといまいち納得して購入することなんてできません。
さてこの「クレードル」、一体何なのでしょうか。これは実に単純な話で、有線LANポートの有無を示したものです。例えば自宅でPCを繋ぎたいという場合、最近のノートPCならば確実に無線LANがついているので必要ないのですが、デスクトップPCだと今でも無線LANがついていないものが売られているケースがあります。さらに手持ちのPCが古い場合もまた、無線LANが使えない可能性は高いでしょう。こういった無線LAN対応していない機器をWiMAXルータに繋ぎたい場合に、有線LANで繋ぐことができるクレードルの有無が問われるのです。
しかしながらクレードルがあることによるメリットは以上以外には何もありません。速度は変わらず、むしろWiMAXルーターを自由に動かせない分、電波を上手く捕らえることができなくなり、結果的に通信阻害が起こる可能性があります。有線でしか繋げない機器があるならともかく、そうでないならばクレードルはまずつける必要はないでしょう。